新築戸建予算抑える方法
目次
希望物件と予算のギャップ
新築の夢が現実に変わる瞬間を想像しています。高台の平坦地に立つ美しい4LDKの家。この家は、青い空と白い雲が見渡せる抜群のロケーションに位置しています。明るい日差しが大きな窓から差し込み、家全体を暖かく照らします。豊かな緑に囲まれた広い庭では、家族と楽しい時間を過ごすことができます。庭でバーベキューを楽しんだり、子供たちが安心して遊べる空間が広がっています。
家の中も広々としており、各部屋が完璧に計画されています。リビングは家族が集まる心地よい空間。広いキッチンでは、料理の準備を一緒に楽しむことができます。2台の車を収納できるガレージも完備されており、車の保管にも困りません。
また、便利なバス便も魅力の一つ。家から少し歩いただけで、多数のバス路線が利用可能です。通勤や通学、買い物やレジャーも、交通の便を心配することなく楽しむことができます。この家で、新しい生活の章を切り開いています。
実際に上記の物件を、横浜市鶴見区で40坪の住宅を探すとなると、6,000万円半ばになるのではないでしょうか?
夢を見るのは自由です。こういう物件に住みたいと思うのも当たり前です。しかし、家を購入する際、自分の収入から、いくら借入ができて、いくら返済ができるのか?予算を組んでみると理想と現実の差のギャップに俄然としてきます。
理想を求めるか?妥協するか?
夢を現実にする旅は、理想と妥協のバランスを見つけることが重要です。上記の家のような理想的な住まいは、多くの人が追求する美しいビジョンです。しかし、現実は常に理想と一致するわけではありません。購入する際、予算や立地、間取り、交通の便など、様々な要因を検討する必要があります。
理想を追い求めることは美しいことです。それはあなたの人生の価値と幸福を高め、あなたを励ましてくれます。しかし、完璧な家を求めるあまり、現実的ではない選択をすることは避けるべきです。妥協がない選択は、未来において負担をもたらす可能性があります。
その一方で、妥協をしすぎることも危険です。あまりにも多くの妥協をすると、あなたの夢や価値、生活の質が犠牲になる可能性があります。妥協することで得られるものと失うものをじっくり考えることが重要です。
理想と妥協の間でバランスを見つけることは、簡単ではありませんが、それが最良の選択を導く鍵です。どちらも大切にし、リアルな視点から検討することで、あなたの夢の家を見つける手助けをするでしょう。あなたの決断が、未来の幸福な家庭生活への第一歩となります。
理想を求めるなら借地権もありかも
理想の家を求める際、多様な選択肢を考慮することは大切です。一つの選択肢として、借地権も考慮に入れる価値があります。借地権を利用することで、理想的な立地や環境での生活が手に入る可能性があります。例えば、中心地や景観の良い地域で、土地の購入コストを抑えながら、あなたの夢の家を実現するチャンスが広がります。
しかし、借地権には土地を永遠に所有することはできないというデメリットもあります。契約期間が終了した際、土地の所有者との交渉や更新に関する問題が発生する可能性があります。また、将来的に土地を購入する権利がない場合、土地の価値上昇分を享受することはできません。
それでも、理想的な家を手に入れるためには、借地権も一つの有効な手段です。重要なのは、借地権のメリットとデメリットを十分に理解し、あなたのライフスタイル、家族のニーズ、そして財政状況に合った最善の選択をすることです。借地権を選択することで、理想の住まいと生活を実現する手助けができるかもしれません。
具体例
どのくらい違うのか?
土地30坪 建物30坪の場合 坪120万円と仮定して 30坪で3,600万円
借地権の場合
120万円✖️60%✖️30坪=2,160万円
3,600万円ー2,160万円=1,440万円
所有権で5,000万円 借地権で3,560万円
更新料
更地価格の5%
3,600万円✖️5%=180万円
180万円➗20年=年間9万円 月 7,500円
支払い比較
所有権 借入額5,000万円 返済年数35年 金利0,8%で計算した場合
月々 136,530円
土地の固・都税 年間6万円月々5,000円
136,530円+5,000円=141,530円
支払い比較
借地権 借入額 3,560万円
返済年数 35年 金利0,8%で計算した場合
月々 97,209円
地代 月々20,000円 更新料 月 7,500円
97,209円+20,000円+7,500円=124,709円
所有権 月々支払
141,530円
借地権 月々支払
124,709円
141,530円ー124,530円=16,821円
40坪の場合(坪120万円と仮定)
所有権で6,600万円 借地権で4,680万円になります。
計算に基づいて、借地権の方が総コストで安くなる可能性が示されています。具体的には、借地権の場合の月々の支払いは124,709円で、所有権の場合の141,530円に対して、毎月約16,821円安いです。
この差は、借地権の場合に土地の所有権がないため、土地購入費用が省かれ、初期コストが低く抑えられることに起因します。例で示されているように、借地権の場合、土地購入費の60%しか負担しないため、総借入額が少なくなり、それが月々の返済額を減らします。
しかしながら、月々の支払い以外にも、借地権では地代と更新料が発生します。しかし、それらを加算しても所有権の月々の支払いよりも低い124,709円となります。
それでも、借地権には長期的なリスクが伴います。例えば、借地権の期間が終了した時に土地の所有者との交渉や、土地の価値上昇から利益を得ることができない点などです。これらの要因も総合的に検討するべき重要なポイントです。
まとめ
所有権と借地権の違いについて、賢明な選択をするには各選択肢のメリットとデメリットを理解することが重要です。上記の計算によれば、借地権の方が初期コストおよび月々の支払いが低く、毎月約16,821円の節約が可能です。これは、土地の購入費が不要であるため、総借入額が少なくなることに起因します。しかしながら、借地権には土地の所有権がなく、契約期間が終了した際の不確実性や、土地の価値上昇からの利益を享受できない点がデメリットとして挙げられます。一方、所有権では、土地と建物の両方の価値の上昇を享受でき、長期的な安定性が得られます。借地権の短期的な経済的利益と、所有権の長期的な安定性と資産価値の上昇を天秤にかけ、総合的に検討することが大切です。それぞれのライフスタイル、将来の目標、そして金融計画に基づいて、ベストな選択を行ってください。
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横浜市鶴見区で不動産の営業を34年しております。独立から22年がたち現在は、不動産管理に力を入れております。
お世話になっている全日本不動産協会では、神奈川県本部の理事と横浜支部では資格審査副委員長を務めさせていただいております。
資格は、宅地建物取引士・二級ファイナンシャル・プランニング技能士・損害保険代理店上級資格・少額短期保険募集人資格・甲種防災管理者を取得しております。